桂 恋


釧路港より東側は、ところどころに小さな漁港があります。桂恋(かつらこい)という素敵な名前の漁港もその一つです。周辺では昆布漁も盛んです。実際に小さなころに遊びにいった記憶はないのですが、名前の響きが印象に残っています。地元の人たちはカモメをゴメと呼びます。写 真の岩はカモメたちの砦のように群がっています。
僕が小さな頃は、千代の浦の砂浜以外はみな、遠くの海でした。興津、益浦、桂恋とだんだん遠くの海でした。 興津は「おこつ」と読みますが、幼心に、お骨をイメージして怖かった。益浦は確か親戚 がいた。桂恋はとにかく遠いところという感覚でした。


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