短い夏を精一杯に 止むことのない湿原のいのち
見渡す限り 緑のうみが 霞む地の果て 白く溶けてゆく
空と大地の重なるところ 目をこらしても捉えられず
高く遠く 想いを拡げ 生きてる一粒 力の限り
夢のカケラ 拾い集めて 大空へ放て 今
霧のベールに包まれている 夏なお寒く 乳白のとき
丘へつづくよ 砂利道の坂 息をころして 霧が晴れてくる
うねる川筋 釧路川よ ヨシの絨毯 模様を描き
陽が射し込んで 鮮やかに光る モノトーンの世界が色づいてく
瞼に残るスクリーン ときめき今もまだ
空と大地の重なるところ 目をこらしても捉えられず
高く遠く 想いを拡げ 生きてる一粒 力の限り
夢のカケラ 拾い集めて 大空へ放て 今
瞼に残るスクリーン ときめき今もまだ