じゃがいもの夢

晴れた日の ドライブは 早起きだって みんなでいくから ルルル
本当は僕らだけ で行きたいけど クルマは大人じゃないと ムリだから

飛び込む景色が 窓の両側跳ねるよ 右に迫る林に 左は海
やがて広がる地平線 十勝平野の広さ
果てのない みどりいろ 空の青と重なれ

ひたすら目をこらし 遠くを見つめてた どこまで続いてる じゃがいもの平野
見えるはずもないね 土に育っている ごつごつのメークイン どれほどなのか
あぁ 広い大地と空の 蒼さに 溶けてゆく すべてを放って

7月は 一面の 淡いパープル 花がさいて ルルル
あの木まで駆けてゆこう 細い道だけ わずかにあるよ 目をこらしてね

流れる雲 つかまえ  緑の空気 切って 僕らの頬をなでる 地球の息
駆ける 僕ら追いかける じゃがいもの正夢
照り返す 葉の光 きみの横顔 浮かんだ

光る畑の緑 目にあざやかだね 澄んだ空の青と 競いあってる
陽がかたむいてくる 世界が落ちてくる 闇のきざはしから とばりが降りて
帰ろう 僕らの街へ 胸いっぱいの息吹 じゃがいもの夢