春採の丘から見渡す
湖面を渡る風が光り
港を後に カラの列車が来るよ
線路を響かせて 炭坑の口へ
遠くに見える オレンジのディーゼル
釧路の海の 底に眠るダイヤ
掘り出し あつめて 街を引っぱっていった
僕らの遊んだ 千代の浦に 踏切り
炭坑列車が ゆっくり走る
黒くて 重い 石炭 山に積んで
船まで運ぶんだ 僕らは見上げた
今はもう響かない 炭坑列車の音
千代の浦の浜もコンクリートに変わり
夢の跡に残る 二本のレール
遠くに見える オレンジのディーゼル
釧路の海の 底に眠るダイヤ
掘り出し あつめて 街を引っぱっていった
掘り出し あつめて 街を引っぱっていった