波の音 ずっと広がる 白い浜に
いつか来た 足跡の 記憶たどる
少年のひとつの旅 胸躍らせて
友達と駆けていった 波の向こう
浜の果てまで人影見えず
僕らたちだけの白い宇宙と思っていた
あぁ止まっている時の中を
頭の中のページがはらりと落ちた
海を背に 夢中で作った砂の砦
寄せてくる 波の攻撃 何度か耐えて
でもやがて崩れ落ちて消えてしまう
夕暮れの泡立つ波が赤く染まる
長いシルエット 浜に落ちて
波の音さえ 密やかに聞こえてきた
あぁ僕らの夏が過ぎてゆく
帰らぬ日々を忘れずしまおう
水平線の向こうに 一番星が出て 瞬きはじめる キラキラ光る
波の音 ずっと広がる 白い浜に
いつか来た 足跡の 記憶たどる
少年のひとつの旅 胸躍らせて
友達と駆けていった 波の向こう